007/嘆く男◆EalvMjuk/.
(はあ、なんでこんなことになったんだ・・・ 大体いきなり殺し合いをしろなんて言われて素直に従えるかよ・・・これなら若と一緒にいたほうがずっと安全だよ・・・) 森の中を歩く男、ナルサスは己の不幸を嘆いていた。 「はあ、とりあえず支給品を確認しておくかな・・・」 そういうとナルサスは支給品の確認を始めた。 食料、水、参加者名簿、・・・? 「なんだこれ?」 袋の奥のほうに入っていた盾が描かれたカードを見つけた、と同時にカードが輝きはじめた。 「おわぁ!な、なんだなんだ〜!?」 光を帯びたカードが宙に浮いたかと思うと何もない場所から盾が現れた。 「び、びっくりした〜。一体どういう仕組みだよ」 そういって落ちたカードを手に取った。 だがさっきまで描かれていたはずの盾は消えていた。 「う〜んこの盾はこのカードから出てきたって考えていいのか? それにしても見たこともない盾だな〜、なんていうか凄く強そうだ ヘタに凶器渡されるよりは役に立つかな」 「でもしばらくはじっとしてよう・・・下手に出ていっていきなり敵に見つかったりしたら危ないしね・・・」 ナルサスはあくまでも危険なことはしない、そう決心した。 【ナルサス(ティアリングサーガ)】G-6 平原/一日目・08:32 状態:一応万全 装備:ドラゴンの盾(サガ) 道具:道具一式 思考:危険なことはしない。絶対に。
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